ショパコンシネマ vol.1『第19回ショパン国際ピアノコンクール映像選』公式サイト
Aプログラム
Bプログラム
Cプログラム
ショパン国際ピアノコンクール
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A
プログラム
進藤実優 一次予選
《ノクターン 変ニ長調 Op.27 第2番》
《ワルツ 変イ長調 Op.34 第1番》
《練習曲 嬰ト短調 Op.25 第6番》
《バラード ヘ短調 Op.52》
ピオトル・パヴラク 二次予選
《アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22》
《前奏曲集 Op.28》
《幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66》
《前奏曲 嬰ハ短調 Op.45》
《アレグロ・ド・コンセール イ長調 Op.46》
エリック・ルー ファイナル
《ポロネーズ=幻想曲 変イ長調 Op.61》
《ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21》
Aプログラムの聴きどころ
進藤実優の一次予選、冒頭のノクターン第2番の最初の1音から一気に世界観へと引き込み、柔らかく翳りのある音色で魅了する。地元ポーランドの聴衆を盛大に沸かせたピオトル・パヴラクの二次予選では、ショパン作品の中でも演奏機会の稀な「演奏会用アレグロ」を華麗に響かせる。エリック・ルーによるファイナルでのピアノ協奏曲第2番は、抒情的でありながらカリスマ性を漂わせ、集中度の高い演奏で優勝への道を鮮やかに切り拓く。
©Krzysztof Szlezak
進藤実優|
Miyu Shindo (日本/入選)
2002年、愛知県大府市生まれ。4歳でピアノを始め、16歳でモスクワ音楽院附属中央音 楽学校に留学しヴァレリー・ピアセツキーに師事。その後ドイツのハノーファー音楽演劇メディア大学でアリエ・ヴァルディに師事。第45回ピティナ・ピアノコンペティション特級銀賞・聴衆賞、ヴィーゴ市国際ピアノコンクール第1位など受賞歴多数。第18回(2021)に続き本コンクールに出場し、23歳でファイナルに進出を果たした。
©Wojciech Grzedzinski
ピオトル・パヴラク|
Piotr Pawlak (ポーランド/ポーランド放送聴取人気投票第1位)
1998年、ポーランド・グダニスク生まれ。6歳でピアノを始め、オルガンも学ぶ。グダニス クのスタニスワフ・モニューシュコ音楽アカデミーを修了し、2024年からはイタリアの コモ湖国際ピアノアカデミーで研鑽。マイ・リンド国際(ヘルシンキ、2022)、ダルムシュ タット国際ショパン(2017)で優勝。2023年ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2 位。数学も専門的に学びグダニスク大学で数学修士号を取得。本コンクールには27歳で 参加、ポーランド放送が実施した聴取者投票で最も人気のあるピアニストに選ばれた。
©Krzysztof Szlezak
エリック・ルー|
Eric Lu (アメリカ/第1位)
1997年、米国マサチューセッツ州生まれの中国系アメリカ人。ニューイングランド音楽院予備科を経て、15歳でフィラデルフィアのカーティス音楽院に入学。ジョナサン・ビス、ロバート・マクドナルドに師事し、ダン・タイ・ソンにも学んだ。2015年の第17回ショパンコンクールで第4位に入賞、2018年にはリーズ国際ピアノコンクールで優勝。本コンクールには予備予選免除で出場し、27歳で優勝。米国のピアニストとしては1970年のギャリック・オールソン以来の優勝。
B
プログラム
ケヴィン・チェン 二次予選
《前奏曲集 Op.28》
《ポロネーズ 変イ長調 Op.53》
《練習曲集 Op.10》
ワン・ズートン 三次予選
《マズルカ集 Op.50》
《ソナタ 変ロ短調 Op.35》
《ワルツ ホ長調 WN 18》
《変奏曲 変ロ長調 Op.12》
《スケルツォ ロ短調 Op.20》
ピオトル・アレクセヴィチ ファイナル
《ポロネーズ=幻想曲 変イ長調 Op.61》
《ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21》
Bプログラムの聴きどころ
ケヴィン・チェンが二次予選で演奏する12の練習曲集Op.10は、各曲の運動性を煌びやかに提示しながら、同時に豊かな物語性をも感じさせる。ワン・ズートンが三次予選で選曲したソナタ第2番は、重厚感に満ちた厚みある響きで会場をたっぷりと満たす。ピオトル・アレクセヴィチのファイナルの協奏曲第2番は、最終楽章で開放的かつ凛々しいタッチで力強く盛り上げていく。
©Krzysztof Szlezak
ケヴィン・チェン|
KevinChen (カナダ/第2位)
2005年、カナダ・アルバータ州エドモントンの中国系の家庭に生まれ、カルガリーで育つ。5歳でピアノを始め、8歳でカナダ音楽コンクールにて優勝。コリーン・アスパリア、クシシュトフ・ヤブウォンスキ、マリリン・エングルらに学び、2023年よりドイツ・ハノーファー音楽演劇メディア大学でアリエ・ヴァルディに師事。2021年リスト国際(ブダペスト)、2022年ジュネーヴ国際、2023年ルービンシュタイン国際の各コンクールで優勝。本コンクールには20歳で第2位に入賞。
©Krzysztof Szlezak
ワン・ズートン|
ZitongWang (中国/第3位、ソナタ最優秀演奏賞)
1999年、中国・内モンゴル自治区フフホト生まれ。3歳でピアノを始め、北京の中央音楽院附属校で学ぶ。13歳で北京の紫禁城コンサートホールでリサイタル・デビュー。同年カーティス音楽院に入学し、メンチェ・リウ、エレノア・ソコロフに師事。2022年卒業後、ニューイングランド音楽院でダン・タイ・ソンに学ぶ。プリンストン国際(2020)など複数の国際コンクールで第1位。本コンクールには26歳で第3位入賞、クリスチャン・ツィメルマン賞(ソナタ最優秀演奏)を受賞。
©Krzysztof Szlezak
ピオトル・アレクセヴィチ|
PiotrAlexewicz (ポーランド/第5位、観客賞第1位)
2000年、ポーランド・ヴロツワフ生まれ。4歳でピアノに出会い、故郷ヴロツワフのカロル・リピンスキ音楽アカデミーでパヴェウ・ザヴァツキに学び、現在はチューリッヒ芸術大学でコンスタンチン・シチェルバコフに師事。ニコライ・デミジェンコにも学んだ。2021年の第18回ショパンコンクールでは第3次予選に進出し、ズビグニェフ・ジェヴィエツキ特別賞を受賞。本コンクールには25歳で参加し、地元唯一のファイナリストとして第5位入賞、観客賞では第1位に選ばれた。
C
プログラム
桑原志織 一次予選
《練習曲イ短調Op.25第11番》
《ノクターンロ長調Op.9第3番》
《ワルツ変イ長調Op.34第1番》
《バラードヘ短調Op.52》
ヴィンセント・オン 二次予選
《ポロネーズ変イ長調Op.53》
《前奏曲集Op.28》
リュー・ティエンヤオ ファイナル
《ポロネーズ=幻想曲変イ長調Op.61》
《ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11》
Cプログラムの聴きどころ
桑原志織が一次予選で弾いたバラード第4番は、エレガントな推進力に満ち、温かみのある音色でホールを満たしてゆく。ヴィンセント・オンは24の前奏曲を全曲取り上げ、1曲ごとに説得力のある解釈で瑞々しい作品像を提示する。今回の最年少受賞者であるリュー・ティエンヤオはファイナルでピアノ協奏曲第1番を演奏。伸びやかで煌めくような音色で、オーケストラとの鮮やかな対話を響かせる。
©Wojciech Grzedzinski
桑原志織|
KShioriKuwahara (日本/第4位)
1995年、東京都生まれ。4歳でピアノを始め、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校に進学。東京藝術大学を首席で卒業(伊藤恵に師事)後、ベルリン芸術大学大学院でクラウス・ヘルヴィヒのもと国家演奏家資格課程を最優秀で修了。ブゾーニ国際(2019)、ルービンシュタイン国際(2021)の両コンクールでいずれも第2位、2025年エリザベート王妃国際コンクールファイナリスト。本コンクールには予備予選免除で出場し、今回の日本人最高位の第4位入賞。コンクールの2次予選中に30歳の誕生日を迎えた。
©Wojciech Grzedzinski
ヴィンセント・オン|
VincentOng (マレーシア/第5位、観客賞第2位)
2001年、マレーシア・ペナン生まれ。4歳でピアノを始め、マレーシアのピアニスト兼作曲家ン・チョンリムに師事。現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でエルダー・ネボルシンに師事し、エリザベート・レオンスカヤらの薫陶も受けている。2024年ロベルト・シューマン国際コンクールで優勝。本コンクールには24歳で参加し、マレーシア人初のファイナリストとして第5位入賞、観客賞では第2位。
©Krzysztof Szlezak
リュー・ティエンヤオ|
TianyaoLyu (中国/第4位、コンチェルト最優秀演奏賞、観客賞第3位)
2008年、中国生まれ。北京の中央音楽院附属中学で常樺(チャン・ホア)に学んだのち、現在はポーランドのポズナン音楽アカデミーにてカタジナ・ポポヴァ=ズィドロンに師事。2024年にエトリンゲン国際ピアノコンクール、シャファルニャの青少年ショパン国際コンクールで優勝。本コンクールには16歳(コンクール最年少)で参加し、結果発表日に17歳を迎えた。第4位入賞およびワルシャワ・フィルハーモニー賞(コンチェルト最優秀演奏)を受賞。観客賞では第3位。
聴きどころ・プロフィール文/飯田有抄
2025年にポーランドの首都ワルシャワで開催された「第19回ショパン国際ピアノコンクール」の演奏をポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の協力により、映画館の素晴らしい音響でお届けします。ショパン研究所が4Kで撮影した迫力のある映像はピアニスト達の指使いや表情など、映画館で見ていることを忘れ、まるでワルシャワのコンクール会場にいるかのような臨場感。3つの上映プログラムがあり、各プログラムにてファイナリストたちの名演奏を楽しめます。
プログラム選出:マルタ・カルシ・芦田(ショパン国際ピアノコンクール通訳者)
ショパン国際ピアノコンクール
フリデリク・ショパン研究所がポーランドのワルシャワで開催する、世界最古の国際ピアノコンクール。1927年に第1回が行われ、第二次大戦中に中断するも、その後は5年に1度開催される。課題曲はすべてショパン作品で占められる。
第19回ショパン国際ピアノコンクール入賞結果
第1位 エリック・ルー(アメリカ)
第2位 ケヴィン・チェン(カナダ)
第3位 ワン・ズートン(中国)
第4位 リュー・ティエンヤオ(中国) / 桑原志織(日本)
第5位 ピオトル・アレクセヴィチ(ポーランド)/ ヴィンセント・オン(マレーシア)
第6位 ウィリアム・ヤン(アメリカ)
マズルカ最優秀演奏賞 イェフダ・プロコポヴィチ(ポーランド)
コンチェルト最優秀演奏賞 リュー・ティエンヤオ(中国)
ソナタ最優秀演奏賞 ワン・ズートン(中国)
ポロネーズ最優秀演奏賞 リ・ティエンヨウ(中国)
バラード最優秀演奏賞 アダム・カウドゥンスキ(ポーランド)
観客賞 第1位 ピオトル・アレクセヴィチ(ポーランド)
観客賞 第2位 ヴィンセント・オン(マレーシア)
観客賞 第3位 リュー・ティエンヤオ(中国)
企画:マーメイドフィルム、VALERIA、MK Project
配給:コピアポア・フィルム 協力:国立ショパン研究所
後援:ポーランド広報文化センター、日本ショパン協会
作品に関するお問い合わせは
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